|
|
井上 訓子[青山 倫子]さんの海外初映画「狼 牙 Legendary Assassin」を拝見。 キャストからすると、あちらではそこそこ注目の映画なのかな。上海でなく香港映画だった。クンフー アクション&ラブ ストーリーの仕立て。舞台が香港湾沖の島だったり、主人公の香港麻薬シンジケートのボスへの復讐劇や、日本人が悪役の設定、細かいところだと、相手の城に乗り込む前に殺された身内の墓に出向くシーンとか、橋を渡っているシーンを退き真横から撮るとか、1973 年末公開のブルース=リー主演「燃えよドラゴン」とよく重なる。男女が盛り上がっていると、「コラコラ」と急くように邪魔が入るのもあちらのパターンで、日本ならそのままカメラをチルト アップさせてハイキー処理で終わるところ。 あちらでは昨年 12/ 5 ?からの上映で、日本ではプロデューサーがPVで日本でもなんとかと言っているが、上映予定はないようだし、日本語吹き替えのDVDもまだない。メディアだけはあちら製のDVDが NTSC と PAL 方式、あちらで主流のVCDと。日本語の字幕もないから、次のストーリーを書くのも一苦労。
台詞は、馬(マ)の首無しの遺体が警察に抑えられたことを手下からの電話で知ったシーンで「バカ、馬は警察が嫌いなのよ。〜」となぜかこのシーンだけ日本語でしゃべっている。相手が香港人なのに(写真 →)。あとは広東語? DVDではしゃべりは全て広東語・北京語に吹き替え。 初めての悪役で、冷血悪女の役はなかなか悪くない。演技が遠慮がちで少し弱いが、うすら寒い表情も面白くて、はまっている。もともと場の空気を冷やす質だし(笑)、強いのか弱いのかキャラが分からないといった演技のムラの問題がなくなったら、日本でもいけそうな気がする。そっち方向ですか、とは思うけど。それなら、眉頭を太く描くとか、メイクを考えるとか、あれじゃ逆に大人しメイク。 しかし、こんなに容姿に恵まれながら、なんでちっとも色気がないのやら。警察の制服姿で髪もアップにしたセリーナ=ジェイドの方が遥かに好い。 アクションについてはセリーナ=ジェイドのような殴る蹴る投げるの立ち回りはそういう感覚を持ち合わせていないから、案の定なし。刀の振り下ろしだけ。真っ赤なコート姿で出て来た時の印象は華奢で細い。 そのクライマックス シーンで、最後に現れたこの悪の親玉が呆気なく終わるのはなんかね。 ところで、この出演、一昨年の東京国際映画祭ででもコネクションが出来てのこと? 特典に、インタビュー構成のPVが3本、普通のPVが2本 付いている。井上さん、日本語で、 「時代劇のお話のアクションをやっているんですが、時代劇でないアクションをやるのは今回が私 初めてです」 「私が演じる女性はとても極悪非道の人間です。きっと自分の欲のために人が不幸になったり死んだりするのも全然 何とも思わない」 「まだアクションのシーンを一緒にはやっていないので、それが一番 楽しみで今回 来たんですが。えー、呉 京(Wu JING)さんがアクションのシーンを撮っているのを昨日 初めて見たんですが、物すごーくカッコ好かったです。アチョーアチョー(身振り)ってやってて」 宗旨替えしようかな(笑)。
初めてらしい映画でどうして足腰よくカンフー アクションまでこなせるんだろうと思ったら、ブルース=リーの残したフィルムとそっくりさんで作った映画「死亡の塔」で鹿の生肉をムシャムシャ食べていたり、ジャッキー=チェン主演の「スネーキーモンキー 蛇 拳」にも出ていた長髪細身の米系アクション俳優ロイ=ホランの娘さんだった。世の中、狭い。 しかも、クライマックスの格闘シーンを除けばB級っぽいこの映画の質を底支えしているのは彼女の自然体の魅力、演技力。ホントに初映画? 井上さんにはなんだけど、彼女とは好対照に、人を引き付ける天性の魅力に恵まれている。女性的な和(ナゴ)みが心地いい。悪戯っぽい表情はちょっとだけオードリー=ヘップバーン。お父さんよりは成功するでしょう。翻って、こういう女優があり得ない日本の業界というか社会が・・・。 エンド ロールで流れるロック テイストの曲「曾経心疼」も彼女が歌っている。 ? 公式サイトを見たら、先月、日本に遊びに来ていたらしい。 映画として観るなら、アクションが一番の見どころになんだろうけど、見せ方のアイディアとスピードが増えただけで、昔のブルース=リーものと比べたらメリハリの効いた緊張感がサッパリ。呉 京はアクションは一流でも魅力に欠ける。アクションも、なぜその格闘をやる必要があるのかとか、その格闘に勝たないととんでもない事態になるとか、何か背景にないと退屈。「レッド クリフ」しかりで、中国映画は大作と言われるものだって意外とそうだ。 変わらない香港テイストだけは味わえる。
綜卦5【水天需】:|:|||(← 左を上にして見る。以下 同じ)で、あちら手を振って需(マ)つことあり。 得爻を裏返せば【火水未濟】で、やるべきことが待っている。 一昨年の9月、最初の「逃亡者おりん」の後は単発の「シロクマ園長 命の事件簿」だけで消えていた彼女について年内のテレビ ドラマの仕事の有無を質してみて示されたのがこの卦・爻。ほどなく「オトコの子育て」へのレギュラー出演が明らかになった。占題・占的はそう違いない。 五爻でそれがテレビ朝日(五つ目のチャンネル)だったというのも、神明の具体性を考えれば、こじつけとは言い捨てられない。 【天水訟】、この手の占では、初爻も仕事を履(フ)むで、得爻を裏返すと10【天澤履】|||:||。これも井上さんの占でその通りだった記憶あり。 ただ、先の以前の占からは計2つも仕事をすれば中国からは撤退となりそうな風景。 55【雷火豐】の時は短い。ともかく、頑張れ〜。
|
ポスター 香港盤DVDジャケット |
|
それ見よだ。丁度一年前に井上 訓子[青山 倫子]さんが今年どちらに版図を広げるかを易に問うてみて、他の分野では別段・・・なのに、映画に振ってみると引き立て・栄達が察せられる8【水地比】:|::::二爻(← 左を上にして見る。以下 同じ)が現れた。さらに掘り下げても 16【雷地豫】::|:::五爻で、同様の意。急にこんな珍しい方に卦が振れたので半信半疑に感じながら、占を連ねて想像を広げて、今年は海外での映画の仕事があって、仕事は2本かな、と書いた →「これって【山火賁】?【火地晉】?」。
【水地比】の画象:|::::と【雷地豫】の辞「雷 地を出でて奮う」からの読みの展開は我ながらキレイに出来た。もし、彼女と仕事先の両者が立っているベースが両本卦とも【大坤】の南西を指しているし、共に二・五爻の「中」を得ているから、「それは中国だ」、と言い当てたなら、平成の眞勢 中州だ(笑)。 ところで、これを撮ったの、しばらくブログが止まった年明け頃? 「逃亡者おりん 〜紅蓮の巻〜」後の7月あたり? 女優 青山 倫子と言えば、今やこういうアクション キャラか秘書役か。この映画では dark な日本人「Madam Ma」の役で、劇中では日本語で話している。名前、中国表記は簡体になると「青山 伦子」。 YouTube:「狼 牙」国際版・中国版 9/11、大連で華やかに開かれた「17屆金雞百花電影節」で主演の呉 京[Wu Jing]・Celina JADE・プロデューサーらが出席して記者会見が開かれている → Celina JADE 公式サイト。井上さんはテレビ朝日系「サラリーマン金太郎」の撮影の真っ最中。
「象 伝」では逆に【巽】の「從順」の面から同様の解釈をしている。 それで、この三変筮では之卦【天山遯】を無視できない。【風山漸】で嫁いで、こういう仕事も功の内だが、結局 早々に中国を遯去することになるだろう。謂わば離婚の成り行き。相手にあたる外卦は【倒兌】で、今はこちらに語り掛けているが、之卦では【乾】になり、固い態度に変わっている。【天山遯】は【大巽】で、他に話があったとしてもグズつき気味で大した成果はなく終わる。 【天山遯】は辞「亨る。小 貞しきに利あり」。「小」とは伸びつつある下の二陰のことで、あちらでの映画はもしまたあるとしても1本。44【天風姤】|||||:の出会いから一陰 進んで終わる、と。 一年前に掘り下げた占【雷地豫】五爻には辞「六五 貞にして疾むは、剛に乗れば也。恆に死せず、中 未だ亡びざれば也」とあって、病気がちだが急には死ぬことはない、と以上と同様の意が酌み取れる。ここでも「剛に乗」っており、「剛」とはあちらで支えになるプロデューサーとか芸能事務所のことだろう。その存在がある。 |
|
Copyright(C) Leibniz Cop.2001-2011.
|