|
|
ある女優さんに聞くところ、タレントはいざ知らず、女優だと、自分だけのカレンダーを持つというのはステイタスなんだそうな。 |
|
井上 訓子[青山 倫子]さんがやって来たドラマ・映画では間違いなく一番 質のある監督。ベテランの女性監督か・・・まあいろいろと神経が行き届いている。リビングのゴチャゴチャした生活感を自然に出しているところまで。カメラ ワーク、編集、勿論のこと。ドラマ全体に引き締まった質がある。
井上さんは、銀行の焦げ付き融資先というストーリー上の当事者ではあるけど、ポジションは「サラリーマン金太郎」よりはやや後か。登場も2シーン。高知 東生の方がはるかに目立っているが、なるほど、目立たない脇どころが当たり役ってワケだ。CMモデル時代の、出演しているんだけど記憶に薄い“透明感”と同じ。そこに行き着いたかな。 それにしても、放送当日のこのページへのアクセス数は25(笑)。「逃亡者おりん スペシャル」の時は 1,200 幾らだった。 「井上 訓子 サン、10月期の連続ドラマへの出演如何」、30【離爲火】||||(← 左を上にして見る。以下 同じ)五爻。案の定、【離】・【離】と銀行の頭取の代が替わっても、その【離】が猶も続いているのは契約問題だった。先代の頭取が残した「木下案件」というやつで、【離】も外卦に来ると焦げ付き、と。ドラマは頭取の代が替わってからの話であり、井上さんの役は爻位で見て五爻の頭取の【離】の“中女”であり、その裏にしっかり【坎】のエロ事がある。これも彼女この当たり役。もう間違いない。井上さんの先のお仕事を質した占では彼女の役柄を兼ねて示される、ということ。 五爻の辞の君が滂沱と涙を流し溜息ついて憂える様はバーの維持という役どころのことやら、あるいは、彼女のお仕事での役取りのことやら。次話以降を観てみましょ、と。 井上さん演じる菊川 さゆりが経営する不良債権か化した銀座のど真ん中のバー「花木蓮」。【離】花【震】木で 21【火雷噬嗑】|||(笑)。四爻の焦げ付きはどう除かれますことやら。三〜五爻の互体【坎】で、あらためて思うに、動かない上顎の方にくっ付いているワケだ。 それから、代議士の秘書役の高嶋 政宏 氏。彼も以前から易占をやっている。10年以上も前、テレビ朝日「徹子の部屋」に出た時だったか、「易って当たるんですよ!」とどこぞの先生に通い詰めていることを熱く話していた。 それでは、井上占の続き。
「2009 年4月期の連続ドラマへの出演如何」の占と同じ卦・爻で、この時はその後「おかしい、外したかな?」と思ったが、深夜帯の「LOVE GAME」で第6話になってゲストで出演した。 「吉」と言っても弱いのだ。この卦・爻について、仁田 丸久 氏の「うらおもて周易作法」上巻に、辞に「終吉」とある場合には、「終」はゴチックで太く大きく、「吉」は六号活字の小さなものとして判断すべきもの、と表現してあるのにいたく感心した。もとより「元吉」ではない。「LOVE GAME」は連続ドラマだったが、出演は単発のゲスト。その回の主役級ではあったけど。それに、「終に吉なり」で、「愬愬」は虩虩(ゲキゲキ)の恐れて辺りを見廻す様だし、裏でも出演に関して何か smooth ではないことがあったのやも知れぬ。井上さんの今年後半のお仕事状況を示した5【水天需】||||上爻の辞自体に「終吉」がある。 ただ、今回の筮では特にレギュラーとしての出演を質しており、さて、どういう出演の形になりますやら・・・。 「LOVE GAME」の時と同じく、伏卦【風澤中孚】とか錯卦【地山謙】とかあるから、またクダラナイことが予想されるのである。それも当たり役にするのかねえ・・・。クダラナイ シーンを忍んでやっても、損したまま終わる。 それなら、一度、井上 訓子[青山 倫子]さんの芸能人生を俯瞰で出してみるか。
モデル時代を語るだろう二爻とは、陰陽 相応じている五爻の君、即ち、電通さんなどのお召しによって大都の【離】南の朱雀大路を牛車に乗って颯爽と行く彼女の晴れ姿。都を四通八達に自由に駆け巡るが如し。易にあっては最高級の形容。 そうしている内に、「茀」の模造である首飾りのようなもの、つまり、彼女が目指しているところの女優の道からすればモデル業かな? それを喪ったが、あんなものいつでも何とでもなるの気分でいるし、彼女の方から求めなくても、その内 別の首飾りが巡ってやって来る。 二爻のみ変ずれば【水天需】で、その次の表舞台を待っている。そして、テレビ東京「逃亡者おりん」でもって女優の道が本格的に開けた、と。 ところが、四爻の辞は、牛車を降りて今度は女優業という舟に乗ったものの、舟底に穴が開きそうな有り様なので、すぐ詰められるようにボロ切れなどを携帯して、警戒が怠れなくなった、と。始終せわしく動き回らざるを得なくなる。この“ボロ切れ”がそろそろ出て来る筈。外卦【坎】に入っており、四爻というのはもう亡びかけの様。 そして、「終日戒」とある。占時である今の時点から読むと、もう内卦【離】の盛りの日は終わったのであり、だから警戒しなくてはいかん、と。四爻が変じて【兌】の“新月”が上がり、49【澤火革】||||となって、女優の道が革変する時も・・・と言っている。舟は営々 漕いで沖に出ているが、そもそもこの人は舟旅が得意ではないのである。 今度は、本卦 → 之卦の推移をキャリアとして見てみると、本卦【水火旣濟】は勿論 以前のモデル時代で、全爻皆正、二・五爻も中であり、仕事内容を極めて、完成された姿。素晴らしい。ところが、そんな【水火旣濟】でも、その二・四爻の間の危うき三爻を核とする二〜四爻の互体【坎】のぬかるみに来て、牛の尻尾が水に浸かるように気が緩んだ。確かな勝算がなく女優業という舟に乗り換えた、ということになる。キレイに出ている。 で、二爻を変じた中卦5【水天需】の需(マ)つ時を経て、そして、【澤火革】で革まって、【澤天夬】へ之く。 ところで、爻卦は、初・二爻の地が 24【地雷復】|、三・四爻の人がまた【地雷復】と復活しているが、モデル時代に事務所が2回 変わった? 五・上爻の天が 64【火水未濟】|||で、これはCMモデルでは終わらないの意味だろうけど、モデルとしてはもっと活躍する余地があった筈。 そして、之卦【澤天夬】は現在の女優の道。ちなみにその四爻の辞には「臀(イサライ = 尻)に膚(ハダエ)なし。その行くこと次且(シショ = ギクシャク進まない様)たり。羊を牽(ヒ)けば悔 亡ぶ。言(コト)を聞くとも信じず」とある。それまでに比べたらだが、仕事の安定を欠いている。そして、他の陽爻の先頭になろうと競えば後悔するハメになり、他の陽爻の進む後に付いて行けば、その悔いは未然に消える。しかし、陽が陰を決する時だから、どうしても進みたくて仕方がない。この注意を聞いても、信じないだろう、と。「象 伝」は「聡不明也」と言い、耳があっても聞こうとしない愚かさを言っている。この注意とは誰の注意? 【澤天夬】、その前半の内卦【乾】は“進む”であり“充実”であり。本卦【離】の“企画”からの推移だ。だが、後半の外卦【兌】は“毀折・挫折”であり、本卦【坎】の“陥穽”・“濡れ場仕事”がその理由にある。 脱線。一昨日、中3日も戻らない我が家の生後2ヵ月の子ネコの成り行きを問うてこの【澤天夬】の五爻を得て、考えた。「夬」には切れる・離れる語感があるが、「夬」は決、今回は解「決」。しっかりと探す「決」断を要する。消息卦だから、家へ戻れそうだ。錯卦【山地剥】で、これは我が家から剥がれた経緯。そして、状況を向こう側から見れば綜卦【天風姤】で「遇う」だ。五爻だから、一両日中に、と。五爻だから、子ネコにしてはちょっと遠くへ行っているな、と。それでも、内卦【乾】の川を渡ったとか、外卦【兌】の窪地の中とか、外卦【兌】の西の方角にいるとか、そうは考えなかった。それはこれまでの経験から。 で、そうして易に勇気を得て、子ネコの名前を呼びながら歩いて廻れば、お見事! 鬱蒼とした草むらやら何やらを抜けて、北に 300 メートルも行った空き家の庭の木の上にいた。 話を戻して、今回の井上占の【澤天夬】は之卦に出たのだ。消息の流れを見ることになり、上爻の一陰の彼女は時代状況に押し切られようとしている。今年がその四爻。 だが、「夬」は決、音ではケツ。女優の道が詰まっても、同時に、めでたく結婚のご決断と相成るやも知れない。それでも、最初は五爻の【坎】だね。 公式サイトにページ移動も出来ないヘンなページがあるが、一昨日、銀座の高級クラブで、こんなもののオープニング イベントに、井上さんと野波 麻帆とでトークショーを開いたとな。山本 モナにハトポッポ党の鳩山 来留夫もゲストで呼んで。マスコミ向け? 僅かなネット記事はどれもドラマ関係なくモナの寿の見通しの話一色・・・。 モナよりケタ違いに美しい井上さん(褒めるは褒める)、紺に銀杏の葉をあしらった立派な着物姿で: 「(菊川)さゆりは銀行頭取の愛人だった女性。口止め料として10億円という大金を手に入れ、それを返さずに済ませようとする、たくましい人です。原作の江上 剛さんから実在の方がモデルと聞いて、こういう世界もあるんだなと衝撃を受けました」 銀行員で良き家庭人である天野(高橋 克典) or その友人の政治家秘書の地村(高嶋 政宏)のどちらが好みか、の質問に、「地村はこの人 何 考えているんだろうと思わせる。そんな影の部分に魅力を感じますね」のモナに続いて、井上さん、「やっぱり危ない男性に惹かれちゃいます」 そんな合わせ上手の井上さんを、易を使って“レントゲン”してみん。 これは通常の易占と同じく実におもしろく出る。井上さんでは初の試み。
以下、ついでに言うと、これまた予想の通りで、顔から首の五爻が【離】。そのまま美人。 三爻に【兌】。まあ、よし。子供の出来にくい質でないといいが。 初爻が【坤】で、本来よく足を使って働くことになる人で、現在もそうなっている筈。少し臆病だったり、億劫気味。しかし、裏が【乾】で、例えば、思い込んだりすると強く進む男性の性格がある。 気になったのは上腹部に当たる四爻に【坎】が示されたこと。現在の占だから、今、胃か肺が宜しくないといいが。【坎】は“隠伏”した状態。しかも、なぜ大成卦が「予め」の意の 16【雷地豫】|が示されたか?! それと、唯一の変となっている初爻を変じると、51【震爲雷】||の八純卦になるのが気になる。自分なら自覚症状がかなろうが病院へ行く。それとも、胃が下がって胃下垂? 男の卦でも【震】なら食欲旺盛と採れるが。 大成卦【雷地豫】、なるほどね・・・。それから、陰爻が多くて非常に女性の質の人。庶民の人。 しかし、何年 続くんだ、この井上占 ;;。 井上さん、7/31、テレビ朝日系 土曜ワイド劇場「森村誠一の終着駅 ― 新宿着あずさ22号の殺人同乗者!! 消えた姉と三千万の行方」に出演。 10【天澤履】四爻の辞「終吉」の意味合いがよく解るだろう。 |
|
銀行経営の裏面を描くサスペンスのようで、井上 訓子[青山 倫子]さんは問題債権化した銀座のバーを仕切るママの菊川 さゆり役。女性ではNo.3ぐらいなのかな、サイドのポジショニングと役柄はまたもや。クダラナイ シーンはなさそうだが。 テレビ ドラマで(準)主役としてストーリーを引っ張ったのは、「逃亡者おりん」の他には、単発の「同スペシャル」×2、「LOVE GAME」ぐらいだから、次を期待したいところ。 だが、地上波の東京キー局を一巡して WOWOW に移動・・・関西を含めて地上波の連ドラのレギュラーが獲れなかったのだろうから、55【雷火豐】|||(← 左を上にして見る。以下 同じ)の陽は西へ30度ぐらい来たか・・・。何度か書いた通り、面倒なランクの仕事を無理に追い続けても、「天地人」のようにもし機会があっても、なかなか先が付いて来ない、と易示されている。即ち、下へ降りれば可能性は広がるのだから、女優の道を進むのであればこの方向は悪くない。それに、道はどう変化するか分からないのだから。 さて、卦読みを検証。 井上さん、3月までのTBS系「本日も晴れ。異状なし」の後、次に連続ドラマに且つレギュラーとして出演するのは4月期ではなく、7月期でもなく、10月期である、との読みは的占 → 「井上 訓子 サン、10月期の連続ドラマへの出演如何」。 この 30【離爲火】||||五爻の辞は、沱若と涕を流し、憂いて嘆息し、そう頑張って日夜その地位を保つ、吉を得る、と。【雷澤歸妹】の通り、役は高橋 克典の愛人、と。いつもながら役どころの特徴を兼ねて示されるのには感心する。 なぜベースが【離爲火】なのかと思ったら、その役どころのこともあるだろうけど、内卦【離】の先代の頭取から外卦【離】の次の時代に移っての話、ということだった。【離】の文書・契約が絡む話かも知れないし、五爻は陰爻陽位だから役どころの立場に無理がある。 ところで、夏八木 勲さんが出るのだ。昔の夏木 勲さん。大好きな俳優だが、故・笹目 秀和 仙人の跡を継いでその東京多摩道院の統掌におなりになって、唐突というか妙な組み合わせに気になっていた。謫仙の法灯を継いだのだから。 この稿を読み返して、フと思ったが占機。この後、来年1月期の連続ドラマへの出演はどうか。もちろん、単発のゲスト出演ではなくて、レギュラーとして。1月期の仕事は3ヵ月前の10月の頭には決まるだろう。
この辺りで眺めると、卦からすれば出演は期待薄だが、「入る」・・・。それでも、何だか弱いね。【巽】の何か「疑う」ところあり。出演があったとしても、「へり下」って吉だから、地上波のゴールデンなんかよりは下のランクのドラマか、役が小さいか・・・。 「雑卦伝」の【山水蒙】に「雑にして著わる」とある。「逃亡者おりん」のスペシャル後を質した時に伏卦にこの卦が示されて、それは「ばちんこCRおりん」としての登場だった(占方がテスト中だったが)。錯卦が【澤火革】で、何か変わるんだな。・・・ 互卦【地雷復】か。あちらから見ると、23【山地剥】|だから、これを以前やったドラマの続編のことだとしても、“次”はなさそう。 ついでに、出演ありの前提で役どころまで考えてみると、占断で子供のことで喜びありともいうから、例えば、教育ママとか・・・。学習の卦。 ちなみに、今月の頭に行われた衆議院総選挙で自民党が政権を守れるかを7月上旬に質して、【山水蒙】上爻だった。「撃蒙」で、民主党へのネガティヴ キャンペーンばっかりやって、客が逃げてしまった。歴史的大惨敗。
この四爻の辞の意は、天下を暗黒ならしめる者である上爻の左の腹(= 外卦【坤】)の中に入って、その者の腹の中がすっかり分かってしまったので、これではどうすることも出来ないし、身の危険もあることを知って、遂に決心し、その門庭を出て遁れ去る、門外に出る、と。四爻は上爻の腹心にあたり、入るのだが、「左」というは比較的 軽い扱いを受けるということ。それは、役取りのことか、内容のことか。役取りだとするなら、入るが、すぐに出る。 この期は少なくともドラマのレギュラーを務めることはないように思える。 こういう占が示されると、「青山 倫子 サン の女優としての発展如何」の 58【兌爲澤】||||の四爻 変じて 60【水澤節】|||へ之くの占から之卦順生してみたところの来年の卦 23【山地剥】|が気になるな・・・。 後者の占、「門庭を出」が連続ドラマのレギュラー獲得路線を止めることにも採れそうなので、さらに質してみると、5【水天需】||||上爻。 先の占と重ねてみると、内卦【乾】の客が来るが、こちらの方から去る、なんて採れるかな? この卦・爻では客の提案を受ける、受けないは別のこと。だけど、彼女の一連の占を観たら、選り好みできるような余裕は見当たらない。路線を止める、とは採れる要素は見当たらない。 読みの通りで、占題の連続ドラマにおいて、レギュラー取りはなかった。入るが出る、というのはやっぱりゲスト出演のことか。「左の腹に入る」とか「門を出づ」とか身の危うさ云々はいつものようにストーリーに関係あるのかも知れない。路線を止めるようなこともなかった。ほぼ的占。 |
|
Copyright(C) Leibniz Cop.2001-2011.
|