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井上さん、相変わらず軽いな。自信、落ち着き、堂々のたたずまいとは永遠に無縁かも知れない。いつまでいきなり緊張したり、気負ったり、が続くのやら。本人はホントに頑張っているんだろうけど、如何にもステレオ タイプの作った演技で、CMじゃないんだから。容姿はこういう舞台装置にはピッタリなのに、半分は自信の問題かな。この初ゲストでいきなり余裕と自信たっぷりに振る舞ったら、「お、これは」となるだろうけど、そんなタマではない。 それに比べて、レギュラーではあるけど、比嘉 愛未(23)の何と情感よく安定した演技。時おり、大きな眼に鋭さが混じる、有望。 それと、井上さんのキャラが北政所・淀に対して恭しかったりヨイショして情けないが、福島 正則の奥方は当時 最も勇猛果敢でササクレだったキャラの夫以上に恐い妻だった筈。ネットで確認したら、薙刀で夫を追いかけ回した逸話あり。 出演は今のところこの回のみ。 NHKは国際的配慮というヤツで、秀吉の明攻めの理由を諸大名に浪費させて力を削ぐためと石田 三成に言わせている。対外的な理由、つまり、対馬ほかを繰り返し荒らし回っていた朝鮮倭寇の掃討を兼ねていたことや、背景に応永の外寇以来 再“元寇”への憂慮があったことや、その他の理由には何も触れない。情けない。64年前からの負け犬意識が国民の隅々にこびり付いている。日本では過剰な低姿勢でいることが当たり前、みたいなイビツなことになっている。 これ、そもそも時代考証からそちこち おかしい。 さて、以前の占を確認。 「井上 訓子 サン の今年後半の仕事の動勢」に得た 11【地天泰】:::|||(← 左を上にして見る。以下 同じ)初爻の辞「茅(チガヤ = 茅葺きの茅)を拔くに茹(ジョ = 引き合い連なる様)たり、その彙(タグイ)と以(トモ)にす」は、案の定、役でのことを示していたようで、3回のシーンとも他の二人の武将の奥方らしきを伴っての出演だった。 今年後半の象徴的な仕事がこのゲストか、という気はするが、めでたき【地天泰】をもってこれが示されたのだから、NHK大河への出演は本人的には大きな目標がかなったりなのかも知れない。それなら、めでたし、めでたし。 以前の疑問を受けて、再び腕試し。
この卦は初爻から上へ上るにつれて罪を多く重ねる意味があって、上爻はテレビ局6局目(正式には1局目)ということも兼ねているか。 ただ、回想シーンなどで収録分を再使用とかいうならオンエアの問題で、念頭の占事にはあらず。 この出演を悦んでいるのは年配者かな。【震】の“長男”の上に【離】の“中女”の彼女が乗っている。 井上さんの同様の占でこの卦の初爻が示されたことが二度あった記憶があるが、確認してみると、「逃亡者おりん 〜烈火の巻〜」の後の占では「〜紅蓮の巻〜」が来た。初爻の罪は軽い。というより、この場合は、ドラマの見せ場だった貼り付け凌辱の場面も兼ねてこの卦・爻で示されたように思える。「サラリーマン金太郎」後のテレビ朝日との関係もこの初爻。 この卦の「罪」というのは、井上さんの場合は、仕事の出来とか仕事先でのウケということだろう。 さて、今回の占、伏卦を一番に採り上げるなら、【震爲雷】を二度 奮う、二度 驚く、ともなって占題としては意味あり気だ。ただ、爻辞がよくフィットしているだろうから。
年筮につき、中筮にて。 本卦・之卦を年の前半・後半に当てるなら、来年の前半は泣き、後半は少し笑う。仁田 丸久 氏が指摘するように、【澤水困】の陽爻の最も上の位であり、「赤紱」とあるように、チと贅沢な仕事を求めて困っているわけだ。ところが、辞の通り、上の鼻だけでなく下の足も切られる。錯卦 22【山火賁】|::|:|で、光明が届くべき遠きところに届かない。それでも、辞に「徐くにして説びあり」とある。上半期の終わりぐらいに。 後半は【雷澤歸妹】で、この卦は非正規・パート労働だから、ドラマならまずはゲスト出演や単体ドラマが中心になる。あるいは、テレビCMとか、予定していなかった仕事とか。役どころであれば、副妻[愛人]とか不倫相手とか。 見方を変える。本卦は内卦と外卦に動爻が一つづつある。内卦をメインの女優業とかドラマとかに当てるとして、【坎】難が【兌】悦へ? 【坎】の主爻が【艮】止だから、謂わば、流水から止水へ、だろう。流れが消える。この初爻は木の切り株で、成長がない、と言っている。46【地風升】:::||:初爻の【巽】木が成長して行くのと反対。 他方、外卦をその他の仕事に当てるとすると、【兌】が【震】へと奮い、定卦主が【兌】だから、こちらは前半と比べれば調子が上がりそうに思える。 年筮というものは、範囲を仕事のことに絞っても、広すぎて、何がを示されているのか掴み難いのですね。 この占を退きで観ると、ドラマのレギュラー獲りに注力するのか、ゲストやその他の仕事に幅を持たせる方向にシフトするのか(しざるを得ないのか)、の岐路にあるような印象を受ける。後者になって行くんじゃないかな。だけど、今までも、ウリ方が如何にも狭い印象・・・。 端役でもNHKの大河ドラマへ出演となった。以前に 「2009 年テレビ ドラマ界でのポジション」では 63【水火旣濟】:|:|:|上爻を得て、全爻が位 正しくて地位は行き着いた観、且つ、その先 危うし、と観たが、この出演の表象を兼ねていたように思える。 それならば、このことを踏まえて、井上さん、今後、女優としてのポジションはさらに上がることありや。
【山水蒙】はこれからの人に出たのなら先の発展を見て取るが。三爻は、言い方が悪いが、ものにならず、を意味している。本来の配偶は相応ずる上爻のモデルの道とか違う分野の仕事なのに、比する二爻の(辞意的には、実入りのよい)女優の道に惹かれている。故に、辞はそんな身持ちの悪い女は「用うる勿れ」と。女からすると「用いられず」であり、「象 伝」はこれを「行い順(ツツシ)まざれば也」と。 だから、三爻は進むべき方向、組むべき相手を間違えていて、その上、二爻の「中」を過ぎてその方向へのこだわりが過ぎているワケ。テレビCMとか、本来もっと得意な分野というか、可能性のある方を向いて注力すること。 モデルの仕事については以前にそちらでの発展の可否や成否を何度か質してなかなか悪くなかった。ご本人あるいはバックの努力相応に結果が付いて来るだろう点が違う。 女優のポジションの点で観るなら、外卦【艮】山の下の内卦【坎】泉で、山には登れない。得爻も内卦の側にあって、山の麓にも掛かっていない。【艮】の“女優の塔”を目の前にして【坎】難の極みにある画。あるいは、それまでの山から滑り落ちて、泉にポチャン。 互卦【地雷復】で、元の状態に戻ってしまいそうだ。 この卦は教育の卦で、「蒙を啓け」の教訓を汲み取るべき。裏に【澤火革】で、革変するに好し。ただ、この爻は状況が奮わなくなって始めて蒙を啓くのだな。順風の時によく足下を確かめて対応することがいかに難しきことか・・・。 ところで、同様の占を以前にも執っていた。結局、玩味してしゃぶり尽くしていないから忘れることになる。 |
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ホーレ、1ヵ月前に卦読みした通りの動きだ。井上 訓子[青山 倫子]さん、遂に本丸狙い。年明けからやっているNHK大河ドラマ「天地人」にちょっと脇の方のゲストで出る、ようだ。
NHKの仕事は菊川 怜さん主演の 2002 年末の「緑のクリスマス」以来。 易占の読みの通り、井上さんはテレビ ドラマはゲストでの出演が続いて御座る。それではNHKさんとの今後の発展如何について筮してみますか。過去の占からは先は期待できないが。
全方位外交で民放5局の仕事を踏んで、いよいよ「王侯」のNHKにやって来た、と。今は今後に期待を膨らませて、あるいは、他の仕事を犠牲にして「天地人」とNHK優先で臨んでいるだろう。ところが、「逃亡者おりん」では次のシリーズはまだかまだかの末に一年以上も経って特番2回の出演となり、数字的にも失敗したが、また同じように、錯卦 17【澤雷隨】:||::|でNHKにズルズル付き隨ってチャンスを窺っている様子。錯卦だから、これは割と以前からの動きだろう。で、話が来ず先が見えない、あれこれ割に合わないなどで、いい加減イヤになってサバサバと向きを改める、といったところ。この卦・爻は人との交わりの少ない景色。 その内情はというと、互体が、こちら二〜四爻の【兌】で切に口説いても、あちら三〜五爻の【震】でそっぽを向いている。互卦 54【雷澤歸妹】::|:||で、今後もし仕事が付いてもゲストで終わる筈。NHK側との関係のズレを語っていて、実質的には得ることなし。 【地風升】はスクスク芽が伸びそうでいて、冬枯れして終いがち。そして、【山風蠱】は勿論“腐敗・挫折”。キレイに示されている。この占の「もうどうでも〜」はこちらも経験あり。 では、それは何故なのか。【地風升】の綜卦が 45【澤地萃】:||:::になっていて、このご時世、NHKのドラマには売れっ子女優にライバル女優にとわんさか集まっていて、損得感情が蠢いているのだ。 井上さんの仕事の展望についての占では相手との成り行きを探る道具立ての互卦に 54【雷澤歸妹】::|:||が来ることが実に多い。こうだと女優をやっていること自体が【雷澤歸妹】のようなもの。この卦は説んで動くだけで落ち着き所を得ず、齟齬・中途挫折を見て取り、仕事先には副妻の位置づけであり、パート労働であり、即ち、ゲスト。内卦【兌】で切に口説いても、相手は外卦【震】でまともに相手をしてくれない。 もっとも、【兌】の若い女性の方から【震】の年配の男性の下に走る、というのは女優の売り込みの形には合っている。しかし、そこまで。男性の後を行く様は 10【天澤履】|||:||に似たり。 井上さんは、容姿に恵まれていても、視聴者・関係者を掴むには説明しづらい何かが欠けている。その逆の容姿なのに引き合いの高い女優を並べてみると、それが何なのか分かるだろう。局を次々 移って 35【火地晉】|:|:::のよもやのブレークを狙っても、残念ながら今の扱いを出ないだろう。これは女優転向時から感じられたことだが。 大原 麗子さんのサントリーのCMの「すこし愛して、なが〜く愛して」を狙うのも一つだけど、その方向はそもそも演技力が問題。
それと、以前の、より広い枠での問い「青山 倫子 サン の 2009 年の女優活動の発展如何」の5【水天需】:|:|||上爻は「客 三人あって來る」の辞がポイントになるが、これがこの爻辞の「茅の茹」たる様と重なるように思える。「三人」はお仕事の数のように採っていたが、あるいはドラマの配役なのかも知れない。例えば、三人姉妹の役とか。昨年、後半の仕事の動勢の占では 23【山地剥】|:::::五爻が示されて、爻辞「貫魚(= めざし)のごとく、宮人(= 後宮の妻妾)を以(ヒキ = 率)いて寵せらる」で、これは役のことだとピンと来たら、「サラリーマン金太郎」への出演となって、役が社長秘書だった。 もっとも、上の占の【地天泰】は内卦【乾】の最初の爻が示されており、上に2陽ある。その後2つ仕事ありと採るのは smart。逆に、【地風升】→【地山謙】→【坤爲地】なら先は辛そうだが、いずれにしても、今年の後半は前半よりは忙しくなるだろう。 第31話「愛の花戦 アイノハナイクサ」(8/ 2)に出演。 役柄は不明。出演は今のところこの1話のみ。 |
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