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この冬、ハ=ジウォン主演の「ファン・ジニ」やら韓国のドラマ・映画に没入して、フと日本のドラマを見遣ると、愕然。そのツマラナサに。なんて演技がいい加減。この「本日も晴れ。異状なし」、何かしら“感動”ある? 日本の視聴者はどの店を回っても出るのは水っぽいボジョレばかりだから、ワインなんかそんなものだ状態なのだ。制作側は、皆で卸値アップだけにうつつを抜かしてたら、本来の醸造法も忘れて、即製のボジョレしか作れなくなっちゃった、と。オバサン同様に、こちらも韓流を深酒してみて分かった。前田 美波里に、布施 博に、馬齢 食ってる俳優ら、あんな不自然で空気違いの演技を堂々とやっている様は喜劇だ。坂口 憲二は何年選手? 子役みたいに力んだ演技に走るしかない。そして、あんな演技にOK出してる監督連中・・・ただの進行管理係だ。 「100 %お金のために仕事をしています」が局や現場の共通意識じゃ、勉強もしないし、廃れる。
井上さん、ドラマの公式サイトでコメント:「最初は東京から通っていましたが、もっともっと沖縄に居たかったなと思うくらいに楽しい現場でした」だけ。相変わらず内容がない。最近の俳優は演技者として言葉を持っていない。 10【天澤履】|||:||四爻だから、4月スタートの連ドラには何とかに出るだろうと読んだら、久々に見事に外したかな。 来卦 61【風澤中孚】||::||からの推移であり、彼我で見て、【倒兌】と【兌】で向き合って【大離】の企画について前向きに話し合っていたのが、【天澤履】に変じて、あちら【乾】の固い態度に変わった、と。そっちかね?「ハイよ」と【天澤履】が示されて、「象 伝」に「愬愬(サクサク = 畏れる様)終に吉なるは、志 行わるる也」とあっては、この読みは採り難いが。「終に吉」ならゲスト出演とか、別な展開があるのやも知れぬ(後記:LOVE GAME の後半の回に出演となり、キレイに当占)。 などなどと、夜中、「沖縄風ヌードル」を平らげながらボロクソ言っているのであるが、最終話で、ラスト シーンの松下 奈緒さんの演技は地(ジ)が入っていて悪くなかった。おやおや、松下がキス シーン? と思ったら、やっぱりなし。しかし、このドラマで、意外にもこれまでの高値のイメージを崩して取っ付きやすい人になったから、彼女も普通の女優の仲間入りは遠くない。あの笑っているような造作の泣き顔にはえらく幻滅したが(笑)。 で、坂口さんよ、Tシャツ姿の松下 奈緒を思い切りハグ出来たんだから、ノー ギャラでいいだろう。 視聴率、第8話までの平均で、「日曜劇場」枠の歴代の最低記録に並んだとな。こんな干からびたドラマではね。井上さんの過去作で見ても、最低記録になるやも。と思われたが、 最終話・・・視聴率(関東地区世帯別)8.4 %(+1.6 %)。 第8話・・・視聴率( 〃 )6.8 %(−0.2 %)。 第7話・・・視聴率( 〃 )7.0 %(+0.7 %)。 平均 8.18 %で、「日曜劇場」歴代最低という不名誉はギリギリ免れた。放送された21時台より早い時間帯のドラマの内では最低の数字。そもそも数字次第では全10話の予定だったんじゃないかな? |
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松下 奈緒さんに代わるように、井上 訓子[青山 倫子]さんが準主役と言える回で御座い。 残念。前回の稿の「脱皮したなぁ」はチと先走り。井上さん、TBS初仕事ながら現場慣れはした感じだが、島民が公民館に集まってのシーンのしゃべりの表情なんかいつもの正体不明な不安定なアイデンティティが覗く。喜・怒・哀・楽それぞれの演技が一人の個性[役]の下に地続きになっておらず、まるで人格がバラバラでワケが分からん。テレビCMみたいにただその場その場のベタな演技をやっている感じ。で、いつもの通り、強い人をやっても弱さが透ける。「サラ金」を引き摺っている。この点、今日は脇役だった松下さんはちょっと顔を出しても演技に落ち着きがあるし、場面の質を引き戻す。やっぱり坂口&松下のドラマ。 それに、井上さん、役の新垣 ナオミの役作りに失敗しているだろう。立ち居振る舞いが抑制が利いてキレイだし、言うところのあばずれなママには見えない。ボートで走り出した子供を追い掛けて海に入ったり、子供と一緒に頭を下げるシーンみたいな、好い人をやっている時の方が演技が強いから、余計にそう映る。半分は演出の問題。彼女にワルが演じられる日なんか来ますかね? 加えて、ああ悲し哉、井上さん、三十路に乗ったばかりの人には見えません。特に今話は。「逃亡者おりん、再び」はもうない。役は役だけにして、せめて髪を「逃亡者おりん」以前の肩口までのスッキリしたスタイルに戻したら若さが戻るだろうに。 また、松下 奈緒さんとの弥生と縄文の美形同士の2ショットになると、一つ一つの造作が大きいだけ縄文の方が見栄えがしてしまう。美形女優の井上さんが庶民に見えるんだから、松下 奈緒、畏るべし。 細かいことを言うと、「逃亡者おりん」で身に付いた変な「へ」の字口での感情の溜め、その大きな「へ」の字口での泣き顔、よろしくない。あれ、身に付いちゃった時代劇用の表情をワン パターンでやっているだけだろう。 もう一つ言うと、声質が、個性の乗った声なんだけど、いつの間にか中年っぽいガラガラ系になって来たような、カサカサ感が少し目立って来た気がする。
仕事柄、関心は尽きません。 さて、井上さん、容姿でやれる内の命か、左に非ずか・・・どうも後者ではないような気がするな・・・。進歩は確実にあるけど、スタート地点が遅い、低い。結局、自分の地(ジ)の部分以外は作ったような演技、演技っぽい演技で、違和感が・・・。多少 自信が出来て演技が強くなって来ただけ余計に目立つ。ところが、数年前のドラマ初期の頃の演技はわりと自然で、悪くないのだ・・・。 第6話・・・視聴率(関東地区世帯別)6.3 %(−1.0 %)。 井上さんが準主役になった今話、第4話のワースト記録を更新。この放送時間帯(21:00〜22:00)より早い全てのドラマの内で最低の数字。6話平均が 8.5 %強。 「逃亡者おりん」で、「サラリーマン金太郎」で、井上さんは“雨女”の疑いが濃厚。 |
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自転車で海外や日本の片隅をフラフラ旅するのが趣味だったりするこちらとしては、井上 訓子[青山 倫子]さんが出演したこれまでドラマ・映画の中では観ていて一番 気分が好い。知った顔が揃った南国の環境ビジュアルというところかな。ストーリーはどうでもよくて。井上さんも第4話から沖縄ロケで固め取り、と。 その気分で言うと、肩の何かが抜けない元校長役の前田 美波里が異臭を放っていて、宜しくないんだな。主役の坂口 憲二・松下 奈緒がどっちもサラッと感のある役者だし、キャスティングとしてはああいう古漬けの固形物を置かないと浅漬けのドラマになるからだろうが、もちっと人選があっただろう。それと、照屋 光生みたいな新鮮な現地民キャラがもう一人いたら、過疎の離島なのにいかにも都会人ばかりみたいなおかしさは減っただろうし、もっと環境ビジュアルっぽくなったのに。2006 年 公開の映画「フラガール」では(松雪 泰子 以外の)俳優らがイントネーションや言葉遣いを含めて40年前の常磐炭鉱あたりの風景によく潰れ込んでちょっと感心したが、南国の空気だと前田 美波里を筆頭に都会人は都会人っぽいままなのか。
なのだが、普通の場面で前面に出ると、何というか場面を支配している空気を一瞬で壊すんだな。「逃亡者おりん」の頃の正体不明のような面持ちが消えたと思ったら、今度はチと浮いた強めの個性が、しゃべりで・・・。次の第6話でそんな場面があるみたいで、どうなるか・・・。第4話の子供らを外におっぽり出しての泣きわめきの顔なんか、地で出来る演技はそれなりに馴染むのだが。橋田 壽賀子ドラマの個がつっ立ったお芝居向きというか。ん〜、サスペンス ドラマのトーンなんかだと流れも早し いけそうだけど、所謂ゴールデンものだと厳しいんじゃないかな・・・。あれは彼女の表現の芯の部分だから、代わりのセンスを見付けないことにはなくならない気がする。えなり かずきも「渡る世間は鬼ばかり」以外のドラマでは厳しいだろう。 第5話・・・視聴率(関東地区世帯別)7.3 %(+0.2 %)。 第4話・・・視聴率( 〃 )7.1 %(−1.2 %)。 第3話・・・視聴率( 〃 )8.3 %(−1.7 %)。 前から書いているが、今どきは、都会的な活気と無縁のドラマというのは数字が獲れません。視聴年齢層が割と低いドラマは。それにしても想像していたより落ちたもんだ。連ドラの「逃亡者おりん」の平均が8%台前半だった。ま、数字なんかどうでもいいが。 それと、昨年末の「サラリーマン金太郎」放映時、Google で「青山倫子」を検索したら60万近くもヒットしたのが、もう 179,000・・・。 |
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井上 訓子[青山 倫子]さん、2クールで連ドラ続き。だが、今度は、場末も場末の沖縄の離島 那瑠美島のスナック「ナオミ」を経営するケバい「新垣 ナオミ」役。実年齢より5つ上の35歳の設定で、毎度の子持ち、今度は2人に増えちまった。バツイチ? 松下 奈緒さんと一度に観られて省エネで好いと思っていたら、出番は第1話では1シーンの数十秒。夕べの第2話では出演なし。TBS初顔見せということで、こんなものか。一昨年 秋のテレビ朝日系「オトコの子育て」の飲み屋のマスターの加藤 茶のポジションみたいな。島民の集会のシーンにも出てこないし、スナック内部のシーンだけなら横浜の緑山スタジオで完了。このドラマ、この不景気に、沖縄本島と一部 波照間島で4ヵ月ロケというから驚きだ。
それなら、幕末の会津藩の家老 西郷 頼母の妻、千重子を一度 演じておくれ。子供が1男5女の新記録になるけど。日本髪を結って、美しくも決然と、鶴ヶ城陥落の際の辞世の句「なよ竹の風にまかする身ながらも たわまぬ節はありとこそきけ」を筆でしたためるシーンを想像するのである。 このドラマは松下さん演じる西門 うららが一日を終えて部屋で缶ビールを喰らって坂口 憲二 演じる白瀬 遼をぼやく一コマがゆかしい。第1話のベッドにダイブしながら「バッカじゃないの」の感じは新発見だな。ああいう地もあったとさ。一昨年、もちっとしっかり動いていたら仕切りで仕事が出来たものを、スケジュールも獲れない超売れっ子になってしまった。今年は気合いを入れてしっかり腰を上げよう。 第2話・・・視聴率(関東地区世帯別)10.0 %(−2.4 %)。 第1話・・・視聴率( 〃 )12.4 %。 初回は前々日から坂口&松下で終日テレビ ジャック状態だったが、こんなものかな。第2話はこの冬のドラマの中では下の上の数字。 |
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井上 訓子[青山 倫子]さん、TBS系 日曜劇場「本日も晴れ。異状なし」(放送 2009/ 1/18〜3/?)に出演が決定。連ドラ続き。役柄は不詳の新垣 ナオミ役。
井上さん、TBS初仕事ということでドラマ内の序列は主演の坂口 憲二・松下 奈緒さんらに続いて後の方で、また二番手の華らしい。新垣・・・南方の人には見えないけどね。今月末から約4ヵ月の全面沖縄ロケ、と。事務所さんは全キー局のゴールデン狙いで行っているらしい。 「鉄板少女アカネ」・「ハタチの恋人」・「猟奇的な彼女」と、この主演(坂口)・・・数字的には平均2桁が採れるものやら。「本日も晴れ。異状なし」、この気のないドラマ タイトル、冬場の間奏だろう。 さて、これだな。「青山 倫子 サン の女優活動が低調になるとする理由を問う」で 41【山澤損】|:::||(← 左を上にして見る。以下 同じ)四爻。爻辞「〜使(モ)し遄(スミヤ)かなれば喜びあり」。筮時にこの仕事は決まっていただろうから。 あとは、一連の筮が再筮になってしまって筮が汚れているかどうか・・・。来春以後にハッキリする。 さて、以前の占の結果を確認。 井上さん、年内に「サラリーマン金太郎」以外にお仕事が続くかの占、「青山 倫子 サン、年内それ以外のテレビ ドラマ・映画の動静如何」は的占した。これは「無し」と断じたが、映画「狼 牙」のようなものが出て来るか、つまり、求めるのは放映の有無だったから、断としてはこれでよい。「本日も晴れ。異状なし」の初回放映は年明けの 1/18。これが企画段階の有無なら、対象期間が半年もあれば「有り」としておけば正解になるわけで。 ただ、この占、企画自体の有無を全く観ていないから、成績は「可」止まり。本卦が 61【風澤中孚】||::||なら【大離】の“企画”だから、爻に囚われずに、企画は「有り」としないといけない。そこから読むなら、来卦 60【水澤節】:|::||は“竹のフシ”で“続く”を採るべき。で、爻に月を振るなら上爻は11〜12月と。また「苦節」の変なことにならないといいが。
ここで勉強。【水澤節】は“節・限”か“続・貫”なのか。占の意味するところが一点なら、後者の場合が多い。“続・貫”の要素が全く捨象されて“節・限”だけという例はちょっとすぐには思い出せない。それなら、ずっと観測している井上さんの女優の道は細くても“続く”を基本に観るべきかね? 彼女の女優の道について質して出た上爻の辞「其道窮也」が無視できるものやら・・・。ただ、爻辞を採るにしても、古今東西に存在する森羅万象をたった 384 爻に割り振っているわけだから、実際の占示にそれぞれの爻辞の要素が全部 突っ込まれているとは言えない。あとは任意に採る採らないになる・・・。 話を戻すと、要するに、こういう占での示され方というのは、当たり前に、企画段階も撮影段階も放映段階もなくて、仕事の有無だ。この占は占的の採り方が拙かった。この夏は北京オリンピック関連の卦読みで右往左往し過ぎた。 それにしても、松下 奈緒さんの強運や恐るべし。「美人の主砲:松下 奈緒 サン!」。 |
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