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7月は南北中アメリカ大陸の王者を決めるコパ アメリカとアルゼンチン代表の連覇がかかったU−20ワールドカップに多忙。 ようやく終わったかと思えば、WEB制作用の Macintosh が今年も夏の暑さにおかしくなって、しばし開店休業。Macintosh は個人用だけで4代目だが、まー実によく壊れてくれる。
初夏のうららかな日射しの北海道で、やっつけ仕事っぽいおじさん俳優たちに囲まれて一人 熱い演技。最近のマイクロソフト社のネット ムービーでの母親やOLの役と比べるとハッキリするが、あの sharp な美貌は何かしら気丈な性格に設定した方が際立つことが分かる。ドラマに限ってはそれ以外での好さはまだよく見えて来ない。 それにしても、高校時代には旭川一帯を仕切っていた女番長が母親が面倒を見ようとしない小猿の行く末をおもんばかって突発感情的に泣く・・・ないだろう。それに、“泣きのノリコ”、彼女の泣きはモロ弱さの入る泣きだから、泣かせるならだいぶキャラクターが微妙に絞られる。彼女もテレビ情報誌のコメントで、「勝気というのは自分にはない性格なので演じるのが難しかった」と語っていた。 今回の出演は「逃亡者おりん」のあの青山 倫子が、ということで、おりんとちょっとキャラを被せた感じだ。 「逃亡者おりん」と被るというと、最初の旭山動物園のシーンで西郷 輝彦が彼女の役名「八ツ橋」から「あなたは京都生まれ?」と聞いたのもそうだし、八ツ橋の父親も刑事だったが事件で殉職してその跡を継いだという背景(ベンガルの説明台詞だけだが)も。西郷の「熊代」はシロクマから付けたと。 それと、都内のシーンで彼女の運転する車がトヨタ マークXだったり、唐突に1カットだけ出てくる神宮絵画館前の銀杏並木通りは彼女が所属する事務所さんの正面だったり。 どの世界でも監督ってこういうお遊びをやりたがるもので。 撮影は旭川市でのロケ(6/11〜6/19 ?)からスタートしたのかな。ドラマの舞台は旭山動物園から始まって、北海道 → 東京 → 北海道と移って再び同動物園で終わる。 それで、どこでも彼女は駆け回ってばっかりで、新人は走らせるという業界の習わしでもあるのやら。 ちょっと退いて観ると、井上さん、「逃亡者おりん」で演技をするということに随分 自信を深めたなぁと。本人的にはそれで好いんだろうし、また、役柄にもよるのだろうけど、「HERSTORIES」での観客を前にした緊張とおぼつかなさが懐かしく思われたりする。 やはり演じるなら“気丈”と“泣き”は欠かせない、かな。 それから、主要ロケ地の旭山動物園。撮影は専ら開演の前と後で、連日 4:30 起きだったようだ。最近かなり頻繁にこの動物園の名前がテレビでリピートされるが、電通通しででもPRをやっている? このドラマ自体は旭川市の観光大使を務める津川 雅彦さんの働きかけで実現したとのこと。 そして、視聴率。7/25 のテレビ東京 地上波の方、8.5%。低調。 主演の西郷 輝彦さん(60)、何か覚めた感でまるで“演技してる”感じ。俳優は経営をやったり、テレビの情報番組に出て常識なんかを語っていると顔がダメになる。観てもテレビに入り込めなくなる。まあ、2時間ドラマにまともな演技を求めても、だが。 しかし、オオモノ。 6/27 ? 最後の都内でのロケを終え、渋谷 道玄坂の朝鮮の牛スジ煮込みのお店を貸し切った打ち上げではキャスト・スタッフ総勢45名分、主役ながら自腹を切った、と。 西郷さんで印象に残るものと言えば、1975 年? 32年も前か、北町奉行 遠山 金四郎を演じたTBS「江戸を斬るU」の主題歌で、本人が歌った「ねがい」。これは好い曲だった。ドラマでは、松坂 慶子さんが当時22・23だったのか、紫頭巾に扮して、これまた special に美しかった。
忘れてはいかん。
筆マメではないらしい・・・。 |
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